2021/3/3 新中学1年生生の保護者さまへ


 お子様の中学校入学まであと数週間となりました。大部分の新中1生のみなさんは、学習面ではのびのびとした小学校生活を送ってきたことでしょう。小学校のテストや通知表を見ても、自分の弱点も強みも浮き彫りにならずにすんでこれたからです。
 ところが、これから迎える中学校では生活が一変します。3年後には人生の方向を決める高校入試が待っています。学力をつけなければならないのに、部活と行事が中学校生活の大きな部分を占領し、日々の学習時間とエネルギーを確保することが非常に難しくなります。このような状態でいったん授業が分からなくなりそれを放置しておくと、自分ひとりで遅れを取り戻すことは、極めて困難になるのです。入試では,数学や理科の第一分野、英語の長文や国語の読解力、社会科の資料の読み取りと解釈など普段から積み重ねた確かな学力が要求されています。
  では中学校入学をまじかに控えたこの時期、いったい何をすればよいでしょうか?私は、中学校の先取り学習と並行して、小学校の算数、特に「単位量あたりの大きさ」「割合」「比例」の単元の内容の問題をたくさん解いて、理解を確実なものにしておくのがよいと思います。この分野が苦手なために、中学校の学習についていけなくなる生徒が毎年大勢いるからです。にもかかわらず、中学校では、小学校の算数の復習をしないため、この分野が分からないまま進学すると大変なことになるのです。
  この春、東京ゼミでは新中1生向けに春期講習「中学進学準備講座」を用意いたしました。75分x2コマx5日+仕上げテストのメニューです。中学校生活のスタートとして、この講座の受講を是非お勧めいたします。
 

 


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